VOICE施工部の先輩の声1

施工部(現、総務部)

佐谷さん(2018年4月入社)

入社当時に配属された施工部の仕事内容や1日の流れ、千代田工営の魅力などをお話しいただきました。

施工部の先輩の声

施工部ではどのようなお仕事をされていましたか?

今は総務部に所属していますが、地元の高校を卒業して施工部希望で入社して、その後に営業部を経験して、現在は総務部に所属しています。

入社して3ヶ月間は、先輩社員の親切丁寧な指導の下、研修所でガス溶接やガス切断をたくさん練習し、現場に出るための知識や技能、心構えを学ぶことができました。

施工部での1年目は、主に手元作業を担当していました。手元作業とは、機械を操作するオペレータのサポートです。具値的には、杭の施工中に杭芯位置が確認できるよう「逃げ」といわれるズレを確認するための棒の設置や、杭を吊り上げられるように玉掛けワイヤーを杭に巻き付け、杭を機械に取り付けるなど、常に先の工程を予測しながら作業準備をしていました。

1年目にこの経験をすることで、杭打ち作業全体の流れをつかむことができます。

2年目になると、現場で溶接作業を任されるようになりました。溶接は研修所の練習だと失敗してもいいのですが、現場では一発勝負で失敗ができません。責任重大な作業ですから慎重さと経験が必要な作業だと思います。溶接は常に火花が出ていますから、最初の頃は恐る恐る作業をしていました。

玉掛けやガス溶接などは資格が必要です。当社では、こういった資格取得を積極的に推奨しているので、スキルアップができます。

杭頭をガスバーナーで切断する作業も経験しました。ガスバーナーに点火すると、「シューッ」と勢い良く青い炎が出ます。その勢いの強さに、最初は怖かったことを覚えています。バーナーの当て方を失敗すると、溶けた鉄が跳ねてきて火傷をすることもあります。

施工部の1日の流れを教えてください。

現場の開始時間は、現場の場所や状況などによりますが、基本的に朝が早いです。

現場には、規模の大きな「一般物件」と、住宅の基礎杭工事の「住宅物件」があります。住宅物件は、朝6時30分に集合し、自動車に乗り合わせて現場に出発しました。現場に到着したら、8時30分頃から作業し始めました。一般物件で、早朝搬入をするときは、もっと早く集合することもあります。例えば駅前の物件であれば、駅前は昼間から夜にかけて人通りが多いので、機材の搬入作業は朝の早くに行います。

機材の搬入を終えたら、現場の杭芯(杭を打つ位置)を現場ご担当者様と確認します。「図面によると、ここに基礎杭を打ちます。位置は合っています。」といった具合です。基礎杭は打ち込む位置が決まっていて、そこからのズレの許容範囲が決まっています。ズレた位置に打ち込んだら、地盤改良の品質に影響するので、確認は重要な作業です。

打ち込む位置が確認できたら、杭打ち機を組み立てて設置します。そのときに、油漏れがないか、正常動作をするかなどの確認をします。杭打ち機に基礎杭を設置し、地面に貫入していきます。その時に、基礎杭の溶接や杭頭の切断などの作業を行います。

すべての基礎杭を打ち終えたら、杭打ち機を解体し、現場の掃除や型付けなどをして撤収です。

なぜ千代田工営に入ろうと思ったのでしょうか?

もともと重機に乗りたかったからです。重機に乗れて、しかも千代田工営の本社が自転車で通えるほどに家から近かったので、千代田工営を選びました。

重機に乗りたかったのは、父の影響です。父は、道路の設計の仕事をしていて、小さい頃から、父が現場の写真を撮りに行くときに、現場についていったことがありました。父から現場で使用されているいろいろな重機を説明してくれたことから、自然に工事現場や重機に興味が出て、「将来は、重機に乗れたらかっこいい」と思っていました。

そういった父の影響もあり、父が通っていたさいたま市の地元の高校の建築科に進学しました。授業では、バックフォー(ショベルカー)を操作する授業があって、資格も取ったので、「いっそうのこと、もっと大きな重機に乗りたい」ということで、千代田工営を選びました。

今の会社の雰囲気はどうですか?

みなさん和気あいあいとされて、雰囲気の良い会社だと思います。部署を問わず、フレンドリーな方たちが多いです。入社してから3つ目の部署に異動しましたが、部署間との交流もあるので、馴染みやすいです。

入社したときに配属された施工部でも、フレンドリーな先輩が多かったと思います。その部署では5年ほどいましたが、誰とでも仲良くなれたので楽しく仕事ができたからです。仕事を早く覚えられるように、しっかり教えてくれる人も多いです。

そういった中でも、特に話しやすい先輩からは、仕事をしっかり教えてもらえました。現場作業は危険なこともあり真剣勝負なので、時にキツく指導されることもありますが、愛情を持って接してくれました。

千代田工営に入社して良かったことは何ですか?

楽しい会話ができるような、壁のない良い先輩に恵まれたことです。

今は総務部に所属していますが、過去に所属した施工部や営業部の方々とも、今でも部署間の壁もなく気軽に話せる関係です。そういった人間関係の良さが、千代田工営の良いところです。

私は、施工部から営業部、総務部へと異動をさせていただきましたが、スキルアップがしたくて、いろいろな部署が経験できるようにお願いしました。そうしたら、施工部から営業部、総務部に異動させてくれました。社員のチャレンジ精神に、なるべく応えてくれるところも、千代田工営の魅力だと思います。

新入社員のときに印象的だったエピソードを教えてください。

3ヶ月間の研修期間に、いろいろなことを経験させてもらえたことが印象的でした。

3ヶ月間の研修内容は、スケジュールが決まっています。研修が早く終えたら、次の研修まで休憩になりますが、「その時間も何かを覚えたい」と思いました。

そこで、講師の先輩にお願いをして、研修施設に置いてある機材を指さして、「あれは何ですか? あれも教えていただきたいです。」とお願いしてみました。すると、「わかった」ということで、研修期間には予定されていないことでも、危険なこと以外は、なんでも教えてもらえました。

特に、溶接作業は現場に出たらすぐにでも仕事ができるようになりたかったので、空いた時間で何度も何度も溶接を練習しました。早く仕事に慣れたいと思っていたので、その気持ちが伝わり、たくさんのチャレンジさせてもらえたことが印象的でした。

入社希望の後輩にアドバイスをお願いします。

新社会人となるときは、人間関係の作り方や仕事の仕方など、何かと心配です。千代田工営では、先輩たちが親しみやすいし、雰囲気づくりを考えてくださるので、先輩たちとの人間関係は心配しなくて良いです。私は人間関係で困ったことはありません。

積極的に仕事を覚えていき、チャレンジしようとする人には、仕事を教えてくれたり、資格取得をサポートしてくれたり、いろいろな部署を経験させてくれたりします。

会社は福利厚生がしっかりしていることもあって、父は「娘は良い会社に入れた」と思っているようです。自分が担当した現場で建物が順調に建っているのを見ると、しっかり工事ができたことを嬉しくなります。今度は、私が担当した現場を父に見せて回りたいと思っています。

入社して親に喜んでもらえる会社を選ぶことも、就職先選びとしては、大事なのではないかと思います。