FAQ基礎杭・施工に関するFAQ
- 基礎杭とは何ですか?
建築物を安全に支えるために、地中に埋設する杭のことです。当社では、主に鋼管杭を使用しています。
- なぜ地中に基礎杭を入れる必要がありますか?
軟弱な地盤に建物を建てると、建物が傾いてしまったり、沈下してしまったりして、建物が利用できなくなるからです。基礎杭を打ち込むことで、建物を守ります。
- 鋼管杭の施工作業は何人で行いますか?
作業は最低でも2人でなければできませんので、現場には2~3人で行く場合が多いです。大規模な工事現場では、5~6人程度で行く場合もあります。1人で現場に行くことはありません。
- 千代田工営はどのような基礎杭工事を行っていますか?
回転貫入工法による基礎鋼管杭の工事を主力工事として行なっています。
- 回転貫入工法とは何ですか?
らせん翼が付いた鋼管杭を回転させて地中に埋設する工法です。
- 回転貫入工法は他の基礎杭と比べてどのようなメリットがありますか?
回転貫入工法では、コンクリート等の杭以外の資材を用いることなく、杭と施工機械のみで施工できます。そのため、産業廃棄物が出ないため、産廃処理がなくなります。
産廃処理がなくなると、現場には産廃を搬送するトラックの出入りがなくなり、地域の方々への負担が減ります。
また、コンクリート杭は、コンクリートが固まるまで待たないといけませんが、回転貫入工法であれば、翌日には建物工事が開始でき、工期の短縮ができます。
- 回転貫入工法による基礎杭は、どのような建設現場に利用されますか?
さまざまな建設現場で利用されていますが、特筆することは、回転貫入工法では、付帯設備を用いないため、搬入路や敷地に広さがいらないので、狭い場所や入り組んだ土地や高さ制限がある場所でも、基礎杭工事ができます。
例えば、電鉄の駅舎やプラットホームといった、高さ制限がある場所でも工事が可能です。
また、土壌汚染されている土地では、掘って出た土は処理が難しいので、コンクリート杭による工事はコストが余計にかかってしまいます。そういった場所では、産廃が出ない回転貫入工法が用いられます。
反対に、コンクリート杭は地下にコンクリートを流し込むので、地下水を汚染して、問題となることがあります。鋼管杭は、鉄製ですので地下水を汚染してはいけない土地でも安心して利用できます。
- 巨大なビルを建てたい場合、回転貫入工法は可能ですか?
規模に制限はありますが、大口径の鋼管杭を用いれば、十数階程度の建物であれば可能です。
- 回転貫入工法による施工の流れを教えてください。?
工事現場に鋼管杭と施工機械のみを搬入し、鋼管杭を決められた位置に、決められた深さまで貫入していきます。施工後は、施工機械を撤収して終わりです。
- 塩分を含む地下水が流れている場所でも鋼管杭は耐久性がありますか?
ございます。