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主な事業

各種調査・対策工

倒壊の恐れが懸念されていたピサの斜塔に、近年、地盤工学の叡智を注いだ対策工が施されました。それは、傾きの方向と反対側の基礎下の土を少しずつ取り除き、0.5度だけ傾きを修正するというものでした。様々な試行錯誤の結果、この方法に行き着くまでには、高度な解析や実験とともに、綿密な調査・観測が不可欠でした。

弊社は、地盤調査や基礎杭施工を通して得た多くの経験をもとに、不測の事態に対応するための調査や対策工にも取り組んでいます。その一つに建物の沈下修正が挙げられます。地盤調査が不十分な場合や基礎が不適切な場合、あるいは予期せぬ自然の力によって、建物は思わぬ挙動を示すことがあります。例えば、建物の不同沈下には以下のような原因が考えられます。

  1. 盛土を十分締め固めなかった
  2. 軟弱層に盛土をした後、すぐに建物を建設した
  3. 軟弱層の厚さ(深さ)が建物下で異なっていた
  4. 建物のすぐ隣で盛土、あるいは掘削工事が実施された
  5. 地下水位が変化した
  6. 杭の設計が不適切であった
  7. 建物荷重が不均一にも関わらず、適切な基礎としなかった

このような場合、原因を特定、あるいは推定するための調査と、沈下を是正するための対策工が必要になります。弊社では必要な調査を行った上で、ジャッキや杭を利用した適切な方法での沈下修正を提案・実施します。沈下修正のためには既存の建物周辺、あるいは建物内といった限られた空間での作業が求められますが、現場の状況に合わせたコンパクトな施工機材を迅速に開発して対応します。このような調査・対策工の対象として、一般建築物のみならず、地下の配管や共同溝に対する検討も行っています。

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